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いまさら聞けない交感神経の話

いまさら聞けない
交感神経の話

皆様、こんにちは!
アロマ・リンパセラピスト協会認定リンパセラピストのAKANEです!

前回自律神経の役割についてお話しました!

ストレス社会の昨今「交感神経」(こうかんしんけい)はヨクナイ!
というイメージがついていませんか?

交感神経は本当にワルモノなのでしょうか?
交感神経がないと「抑うつ」「やる気の低下」に繋がってしまいます。

交感神経の本来の役割とは!?
お話していきます!

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自律神経とは

交感神経とは

いまさら聞けない交感神経の話


 
心と体を活発にする神経

生理解剖学的に言うと
  1. 心臓の動きが活発になる。
  2. ・これから活発に動き回る為、栄養(血液)を全身に送ります。

  3. 血管が狭くなり、血圧も上がる。
  4. ・より多くの栄養(血液)が流れるようにします。

  5. 筋肉等全身に血流が周る。
  6. ・瞬発力を付ける為に筋肉に栄養(血液)が集中します。

  7. 瞳孔が大きくなる。
  8. ・色んな対応ができるように情報量を増やします。

このように、いつでも活発に動けるように
サポートをするのが交感神経の役割です。


交感神経は生存本能そのもの


たとえ話としてよく言われるのが命の危機的状況に陥った時です。

もしあなたの目の前に猛獣が現れたら・・・
(図はヘビですが・笑)

・目を見開いて驚き
・汗がぶわっと出てきて
・体中に力が入りる。

いつ襲われても逃げられるように。
まさに臨戦態勢に入りますね。
(中には腰が抜けて足腰立たないという場合もあるかもですが💦)

これらは全て、体が最大限の瞬発力を出せるように
交感神経がサポートしてくれているのです。

交感神経のメリット・デメリット


交感神経はやる気の源


心と身体にやる気を出させる!


心の作用として、
ドーパミンアドレナリンノルアドレナリン等が放出されます。

これらが放出されると・・・

  • 快楽・向上心・モチベーションがUPする。
  • ・スポーツしてスッキリ!欲しいものを手に入れて嬉しい!等の感情を引き出してくれます。
    ・過剰すぎるとギャンブルや買い物依存症になる可能性も・・・。

  • 怒り・恐怖や不安を引き起こします。
  • ・ストレスに反応して、自分の体を守るための準備をします。
    ・分泌が少ないと「抑うつ」「やる気の低下」などに繋がります。
    ・過剰に分泌されるとテンションが高すぎたり、イライラ怒りっぽくなります。

  • 血流が全身に巡り、瞬発力を上げる。
  • ・体を動かす部位(筋肉等)に血液が集中します。
    ・逆に体の傷を修復したり育てる為の部位(内臓等)は動きが緩慢になります。

このように交感神経が優位になると
やる気モードONになる反面
優位になり続けると
恐怖・不安・イライラしやすくなるので要注意です。





顆粒球(かりゅうきゅう)が活性化する!

 
顆粒球とは、
白血球の1つです。

顆粒球の特徴は・・・

  • 病原菌を見つけ貪食・情報収集をする。
  • ・体内に侵入した病原菌の情報を収集して免疫細胞たちに知らせます。

  • 寄生虫・細菌系の病原菌退治を得意とする。
  • ・ウイルスはもう1つの白血球「リンパ球」が得意とします。

  • アレルギーに反応する
  • ・アレルゲンを追い出すヒスタミンを持っています。

交感神経の弊害


交感神経が優位になり続けると弊害も出てきます。

交感神経は生きる残るための瞬発力なので・・・
  1. 脳がフル回転状態
  2. ・様々な危機に対応するため常に頭がフル回転状態に。
    休む暇がありません💦

  3. 高血圧状態が続くことも
  4. ・血圧が上がる為、高血圧の人は要注意です。

  5. 消化器官の活動が停滞する。
  6. ・命の危機に食事をしている暇はありません。
    ・消化器官(胃や腸等内臓)に血液(栄養)が集まりにくくなります。
    ・結果、食欲減退になったりもします。

  7. 排泄障害になることも。
  8. ・内臓系=腸の動きも悪くなります。
    ・その結果、便秘になってしまうこともあります。

私たちは早々命の危機に直面することはありません。
しかし「ストレス」交感神経を優位にさせる原因の1つなのです。


免疫細胞が弱まる!?


そして特に重要なのが、
交感神経の優位が続くと
免疫力が下がる!

え?顆粒球が活性化するから免疫UPしないの?
と思うかもしれません。

確かに顆粒球は活性化します。
しかしもう1つの白血球リンパ球は、
元気がなくなってしまうのです。
リンパ球の70%は内臓にいる

リンパ球はウイルス系の病原菌退治を得意としています。
昨今猛威を振っているコロナウイルスもウイルス系です。
そして、その多くが腸など内臓に存在しています。

交感神経が優位状態だと
内臓など体の中心部に血液があまり行かなくなります。
その結果、
内臓の働きが緩慢になり
リンパ球たちも元気がなくなってしまうのです。




交感神経のまとめ


交感神経とは
  1. 心と身体を元気にやる気度UP!
  2. 寄生虫等細菌系病原菌退治屋顆粒球を活性化!
  3. 恐怖・不安・イライラが起こることも!
  4. 高血圧等持病もちの人は要注意!
  5. 内臓系の不調や免疫力の低下につながる!
交感神経には、いい面・悪い面があることが分かりました!

交感神経と上手く付き合っていくには
副交感神経との切り替えが重要になってきます。

次回は副交感神経についてお話していきます!

最後までお読みいただきありがとうございました!

Healthérapie~papillon~

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