LymphaticTreatment & Phytotherapieとは

リンパトリートメントについて

リンパトリートメントとは?


リンパとは、静脈の流れに沿って全身に張り巡らされています。静脈血管に入りきれない老廃物や病原菌などを流し、ろ過します。また血管に入れない栄養素を運んだり「免疫」に深く関わっています。リンパトリートメントは、そのリンパの流れを促し活性化させることを目的としています。

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リンパとは?

リンパの役割って?

①体の循環を正常に保ってくれます。
血管の動脈は心臓の拍動によって全身に酸素と栄養素を運びます。そして静脈が二酸化炭素や老廃物などを回収します。しかし血管に入りきらない栄養素や老廃物などはリンパが回収します。この3つが正常に働くことで私たちは健康に過ごすことができます。しかし静脈とリンパは心臓ではなく骨格筋によって流れます。つまり長時間同じ姿勢でいるとリンパの流れが滞り、循環がうまく機能しなくなります。

②免疫機能として重要な役割を持ちます。
体内には「リンパ系器官」が存在します。
1.扁桃腺2.胸腺3.脾臓4.虫垂5.回腸パイエル版(小腸の一部)です。
そして(1)リンパ管(2)リンパ節(3)リンパ球(4)リンパ液を総称して「リンパシステム」と呼ばれます。
リンパ系器官とリンパシステムがうまく機能することで私たちの体は病原菌やウイルス、癌細胞を侵されることなく健康を保つことができます。

③オスタシスにも深く関わります
私たちの体はホメオスタシス(恒常性維持機能)が正常に機能することによって一定の体温を保ち、健康を維持するための生理活性が行われます。ホメオスタシスは「自律神経」「内分泌系(ホルモン等)」「免疫」が互いに影響しあい絶妙なバランスを保っています。そしてリンパは「免疫」と深く関わります。リンパの流れを促し活性化させることで免疫の状態が良くなり、それと同時に自律神経や内分泌系にも良い作用をもたらしてくれるのです。

リンパトリートメントを受ける回数

よく、トリートメントはどのくらいの頻度で受けたほうがいいんですか?という質問を受けます。究極の理想は「毎日」でも受けたほうがいいでしょう。しかし時間やお金がかかってしまいます。私がお勧めする受け方は最初の3か月は1週間に1回若しくは2週間に1回とこまめに通います。その理由は全身の細胞は約3か月で生まれ変わると言われているからです。そしてその後は自身の生活スタイルに合わせて2週間に1回、3週間に1回プラス体調不良(未病)を感じるときに通われることをお勧めいたします。

リンパドレナージュとの違い


リンパトリートメントとリンパドレナージュは同じ施術方法から派生したものです。 発祥は1932年、フランスです。ヨーロッパやアメリカの医療現場で発展していきます。日本では「ドレナージュ」という言葉に適した訳がなかったため「トリートメント」と言い換えられリラクゼーションに重きを置いた「リンパトリートメント」が生まれました。一方「リンパドレナージュ」は医師の指示のもと医療従事者が癌治療によるむくみケアや糖尿病患者等「疾患」を抱える患者に対して施術を行うことができます。

リンパトリートメントの禁忌

①心臓疾患
リンパを流すことで循環が良くなることで心臓への負担も増えることがあります。

②感染症
リンパを刺激することで免疫が活性化されますが同時に循環もよくなる為、病原菌やウイルスが全身に回りやすくなることがあります。予防目的行うことがお勧めです。

③バセドウ病
甲状腺が働きすぎることで全身の代謝が活性化しすぎている状態です。全力疾走したような息切れ動悸、倦怠感があります。循環をよくすることでさらに体に負担をかけることがあります。

④強度の静脈瘤
血管が脆くなっています。しかしながら医師と相談しながら別の場所のトリートメントは可能です。

⑤手術一か月以内の人
リンパトリートメントは「医療」ではありません。表面上には見られない癒えていない傷や体の状態の不安定さが考えられます。

⑥糖尿病
リンパを刺激し循環が良くなることで一時的に低血糖状態になることがあります。また合併症等ある場合に症状が悪化することがあります。

⑦癌患者
リンパを刺激し循環がよくなると癌細胞がリンパ管を通り、全身に癌を巡らせてしまう可能性があります。

リンパの自己ケア方法

リンパトリートメントは体にとって素晴らしいトリートメントですが、その効果をより高めるにはやはり日々の自己ケアが重要になってきます。ここでは一番手軽で2,3分でできてしまうリンパケアを紹介。それは「5大リンパ節」を刺激するだけ!
5大リンパ節とは全身800ヵ所あるリンパ節のうち特に大きく需要なリンパ節のことです。
①あご回り
②わきの下
④肘裏
④鼠蹊部(股関節)
⑤ひざ裏
これらを指や手のひらで軽く圧を加え、離すを数回繰り返します。たったこれだけでも免疫の要リンパ球が活性化されます。

フィトテラピーとは?

普段感じている心や体の不調を植物の力を利用して整えていく療法です。

 フィトテラピー(植物療法)は、フランス語で「phyto(植物)」「therapie(療法)」と言います。

Q例えばどんなことをするの?

 フィトテラピーは「香る」「飲む」「塗る」「食べる」の4つの方法があります。

 具体的にはアロマテラピー、ハーブティー、トリートメント、薬膳料理等があります。

Q植物療法は医療なの?

 植物療法は「医療ではありません」

 植物療法は病院に行くほどではないけれどなんとなく疲れている、肩こり、生理不順など体の不調がある方に適しています。

 病院に行くほどではない不調のことを「未病」と言います。

 フィトテラピー(植物療法)は「未病」の方を対象としています。

Qどんな不調に効くの?

 「未病」とあたる不調全般に効果があります。

 例えば、肩こり腰痛などの身体的不調、疲れや倦怠感などの精神的不調、更年期や生理不順などのホルモン(内分泌系)不調や免疫力向上など幅広くあります。

Q植物療法とお薬の違い

 植物療法は植物の力を借りて人間本来の自然治癒力を高めていく療法です。

 1種類の植物の中には無数の有効成分が含まれています。

 その無数の成分が複数の成分が相乗効果を高めたり、強い刺激性を弱めたりします

 そうすることで緩やかに作用し副作用が少ないといわれています。

 一方、お薬は単一の成分を取り出し作ります。

 その為、風邪などの疾患(病気)に即効性があります。

 その反面、副作用がでる可能性もあります。

植物療法の効果を高める方法

 植物療法は幅広い不調を改善するのに役立ちます。

 しかし、お薬と違って飲めばすぐ治るというものではありません。

 私たちの「日々の生活習慣」という土台の上に植物療法があります。

 日々の生活習慣をしっかり整えていくことで植物療法は最大限の効果を発揮してくれるでしょう。